監督・脚本・製作・編集:スティーヴン・コスタンスキ
Steven Kostanski
2006 年頃から、幼少期より観ていたファンタジーやホラー、特撮ものといったジャンルへの愛を捧げた短編を発表。アダム・ブルックスとジェレミー・ギレスピーによって設立された、カナダが誇る天才過激映像集団《アストロン6》のメンバーとなり、『マンボーグ』(11)にて長編映画デビュー。製作費約 1,000 カナダドル(日本円にしてわずか 8 万円)という超低予算ながら、壮大な SF バトルアクションとして世界中の映画ファンを魅了し、日本でも 2013 年に劇場公開された。
その勢いは止まらず、米トロマ・エンタテインメントのロイド・カウフマンから出資を受けて製作した『ファーザーズ・デイ/野獣のはらわた』(11)を公開。その後も、ヒーロー・アクション短編『バイオ・コップ』(12)、オムニバス映画『ABC・オブ・デス2』(14)のうち一本、ショッキング・ホラー『ザ・ヴォイド』(16)、人気ファンタジー・ホラー・コメディシリーズの続編『レプリコーン リターンズ』(18)と、精力的に作品をリリースし続ける。2020 年、コスタンスキ自身が愛してやまないあらゆるジャンルものへのオマージュと新たな世界を目指し、なおかつこれまでのフィルモグラフィーを総括するような楽しさに満ち溢れた『サイコ・ゴアマン』が満を持して完成。また、『死霊のえじき』(85)ドラマ版リメイクである「Day of the Dead」(21-)の 4 話分を監督した。
特殊メイク・造形アーティストとしても活躍しており、『マンボーグ』、『ファーザーズ・デイ』など自身の作品も手掛けるほか、TV ドラマ「ハンニバル」(13-15)、『クリムゾン・ピーク』(15)、『スーサイド・スクワッド』(16)、『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』(17)、TV ドラマ「スタートレック:ディスカバリー」(17-18)などでも、その手腕を発揮。
時空を超えて我が青春の東京ファンタに行きパンテオンの大画面でもう一度あの頃の自分と観客と一緒に見たい。コスタンスキ監督に拍手!!